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ポリロゴス通信第七号(2000/01/25)
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○光と闇の考古学(一) (中山 元)
○新椋鳥通信4:エルマオ講演(中山 元)
○哲学書新刊案内
○オフラインの哲学雑誌(P-Journal)の目次
 □思想,2000年 第1号, No.907
 □Kant-Studien; philosophische Zeitschrift, 1999, j 90, h3
 □Journal of the history of ideas, October 1999, v.60-4
 □The philosophical review, January 1999, v.108-1
 □Philosophical studies, December 1999, v.96-3
 □Ancient philosophy, 1999, v.19, supp
 □Journal of the history of philosophy, October 1999, v.37-4,
○お便りコーナー

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光と闇の考古学(一)
(中山 元)

ことしは新しい二千年紀を迎えて、ヨーロッパではさかんに催し物が行われた。
この手のお祭り的なイベントは、ヨーロッパの方が長い伝統を培っているよう
だ。日本では2000年問題のためか、ほとんど盛り上がらず、自粛気味で少し
寂しかったなぁ。とくにひとの目をひいたのは、パリのエッフェル塔とシャン
ゼリゼのライトアップと花火だろうか。エッフェル塔はまるでロケットのよう
に、空に飛び上がるようだったという。

これとは対照的にイギリスでは、ロンドンのグリニッジの近くに、大きな二千
年ドームを建造して、ことし一年は新しい二千年紀を祝うらしい。ここは一八
七一年から一九七〇年代の初頭まで、ブリティッシュ・ガスの跡地だったとこ
ろで、エッフェル塔が横たわるほどの広さのドーム、ただしホットケーキに箸
がつき立ったような醜悪なドームを建造した。もっともエッフェル塔も、建造
当初は醜悪さでは劣らなかっただろうが(笑)。

フランスのソフトな光の演出に対して、イギリスは長持ちのするハードの建造
物で対抗するといったところだろうか。ただし年明けのごく短い時期こそ満員
だったが、今は閑古鳥(笑)が鳴いているらしい。ブレア政権が鳴り物入りで
建造したものだけに、政治問題化し始めているとか。

実はこのパリとロンドンの対抗関係は、ちょうど百年前の一九〇〇年を迎える
ときの対抗関係をそのまま逆転させたものだった。一九〇〇年にはフランスは、
万国博覧会のために建造したエッフェル塔で、モダンな(笑)建築を世界に誇
ったのだが、イギリスはこれに対抗するかのように、光の芸術を披露してみせ
た。

一九〇〇年を祝う企画として、ロンドンのハムステッドではクレイグという若
い演出家が、パーセルの『ディドーとアエネイス』を演出した。この演出では
真っ暗闇のなかでライトによって必要な背景と出演者だけを浮かび上がらせ
た。このオペラには有名な嵐の場面などもあるので、光を使うことで、きっと
印象的な演出ができたに違いない。

それまでのオペラは、どうしてもゴタゴタとしたかき割り的な舞台を作らざる
を得なかったし、そのためのコストもばかにならなかった。そしてこうした舞
台では、オペラをみるひとのまなざしは、どうしてもさまざまなパースペクテ
ィブのうちで分散してしまう傾向がある。立体的な絵を背景に、ひとびとが登
場するし、歌わないひとも自分の番がくるまで、立ったまま待っていなければ
ならない。

これに対して光のオペラは、みるべきものだけにスポットライトをあてること
で、ひとびとのまなざしを操作し、集中させることができる。不要なもののは
すべて闇の中に隠し、歌う人物だけに注目が集まる。ミレニアムのパリのエッ
フェル塔のイリュミネーションは、このロンドンの光のオペラの戦略を受け継
いだかのようだ。

この光と建造物の二つの拮抗関係は、いくつか考えさせられるものを含んでい
る。あとで触れるように、その背景には、光と闇の弁証法とでもいうものがあ
るからであり、これはパリとロンドンの対立である以上に、近代という時代そ
のものに含まれる対立だからだ。そのことを顕著に示すのは、エッフェル塔が
立てられるにいたったコンペでは、エッフェル塔の代案として、「太陽の塔」
という企画があったことである。

一八八九年に、パリの万国博覧会のための記念碑のコンペで最後に残ったのが、
架橋技師のエッフェルの設計と、電気技師のセビロの案だった。橋と電気とい
うハードとソフトの対立では結局はハードの設計が選ばれるが、セビロのアイ
デアはユニークなものだった。三六〇メートルの「太陽の塔」から、パリ市内
をアーク灯で真昼のように照明しようとするものだったのである。

もともと街路の照明は、警察の担当だった。路上の光は公共的な性格をおびて
いたのである。そのことを象徴的に示すのが、一七世紀半ばのヨーロッパの諸
国でほとんど同時に街路の照明が採用されていることである。ベックマンの
『西洋事物起源』によると、パリで街路照明が本格的に始まるのが一六六七年
であり、一六七一年からは、十月から三月までは月夜でも毎晩ランタンで街路
が照明されるようになる。

一六六八年にはロンドンの市民は街路を照明するために、全住民は決まった時
間にランタンを吊すことが命じられた。アムステルダムでも一六六九年にはそ
れまでのタイマツによる篝火が禁止され、ランタンで照明されるようになって
いた。ハーグでは一六七八年に、すべての街路にランプが装備された。コペン
ハーゲンでは、一六八一年に初めてランプの照明が採用された。一六七九年に
はベルリンの住民は、三軒に一軒が順番にランタンをともすように命じられて
いる。

このように、一六六〇年代の後半に、ほとんど同時にヨーロッパの街々に照明
が採用されたわけだ。ここで注目されるのは、照明が権力による治安維持の手
段であると同時に、パリの例のように、夜間の犯罪を防ぐために市民が自発的
に寄付を申し出るという例もあることだ。照明は王たちが臣民を支配するため
に必要とするものであると同時に、ひとびとの生活のために必要だったのだ。

だから照明が全ヨーロッパ的に広がったのは、それが権力の側からの支配の試
みであると同時に、市民の側からの必要性に応じたものでもあったということ
である。照明がかなりの都市で市民のイニシアティブに委ねられていることは、
そのことを顕著に示すことだろう。

ヨーロッパの街路があかあかと照明されるようになったことは、この時代の社
会の感性がどこか変化してきたことを示すものに違いない。国王だけでなく、
都市の住民がそれまでのような闇の中での犯罪の横行を許さないという姿勢
を示し始めた。近代の啓蒙の時代が近付いているのである。

しかし闇の中にあかりがともされることで、闇がいっそう深くなるように、啓
蒙の光は、それまでは闇と考えられていなかったものを、闇の暗がりへと放逐
することになる。街路が照らされ始めるのとほとんど同じ時期に、汎ヨーロッ
パ的に発生した別の出来事があった。
(以下次号)

参考:
○Happy Millennium from all at the dome
(http://www.mx2000.co.uk/static/flash/index.htm)
○W.シヴェルブシュ『闇をひらく光 : 19世紀における照明の歴史』法政大学
出版局
○W.シヴェルブシュ『光と影のドラマトゥルギー : 20世紀における電気照明
の登場』法政大学出版局
○ヨハン・ベックマン『西洋事物起源 一』、岩波文庫

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エルマオ講演
=新・ムクドリ通信
(中山 元)

今回はスローターダイクのエルマオ講演の内容を紹介しよう。論争を トんだた
めに、すぐにズールカンプから緊急出版されたこの講演は「人間集団のための
規則」という刺激的なタイトルだ。人間集団Menschenparkというのは、辞書
にはみかけない言葉だが、フーコーの住民=人口polulationの概念をドイツ
の文脈におきなおしたものだと思う。

Parkはふつうは公園、遊園地の意味で使われる言葉であり、スローターダイ
クもテーマパークのようなイメージで人間パークという言葉を使うこともあ
る。しかしたとえばドイツで保有されている自動車の全体を示すためにも使わ
れる。あるいは巨大なデポのようなものにも。だからこれは人間を個人として
ではなく、全体として、パークに集う集団として捉える言葉なのだ。

これがドイツのモラリストたちを刺激したようだ。ハーバーマスのコミュニケ
ーション的理性の概念とは、とうてい相いれない視点であるのは明らかだろう。
ここにはフーコーとハーバーマスの対立の図式がひそんでいるといえるかも
しれない。スローターダイクは遺伝子工学によって、「人間の条件」そのもの
が転換する可能性があることに、ドイツの哲学はきちんと取り組んでいないこ
とを指摘したかったようだ。スローターダイクの表現では、哲学が「人間技術
Anthropotechnikの法典」について考えるべきだということになる。

○ヒューマニズムとサーカス
しかしまず簡単に、スローターダイクの講演のあらすじをたどってみよう。ス
ローターダイクはヒューマニズムの伝統を考察しながら、ヒューマニズムに含
む問題点を指摘する。次に反ヒューマニズムに陥らずに、ヒューマニズムを越
える思想を示したハイデガーの思想を分析する。この講演は、ハイデガーの『ヒ
ューマニズム書簡』論でもある。

そしてハイデガーのヒューマニズム批判に依拠しながら、ニーチェの「飼育」
概念を提示する。もはやヒューマニズムが破綻して後では、新たな人間の概念
と技術が必要と考えるからだ。これがこの講演の(誤解をまねきがちな)結論
となる。

スローターダイクはまず詩人ジャン・パウルの言葉を借りて、書物とは友人に
あてた手紙であると語る。哲学がこの二五〇〇年の歴史をこえて受け継がれた
のは、書物が友人を作ることができたからだという。いわばギリシアからロー
マへ、ローマから現代へと、手紙のチェーンが続いてくることで、文明と哲学
の歴史が可能となる。

この手紙の連鎖に特徴的なことは、手紙の送り手がその実際の受け手を予測で
きないことにある。いわば宛名のない手紙、受け手のない手紙である。デリダ
の郵便的だね(笑)。作者はまだ見えざる友人に、手紙を書き送るようにして
書物を刊行する。

ぼくはこの手紙のイメージは、西洋の社会の人文学の伝統を象徴するものだと
思う。この伝統の中では、作者はそれまで受け取ってきた多数の手紙の記憶の
もとに、そしてこれまでの作者の友愛に感謝しながら、また見ぬ友人に、遺言
のように手紙を書き送る。そしてぼくたちのことを本当に判断するのは、ぼく
たちが死んだ後で書物を読む「友人たち」なのかもしれない。

ただしスローターダイクはこのどこか牧歌的な伝統を称揚しようとしている
わけではない。近代の社会においては、学者の共同体の人文的な伝統が確保さ
れたが、現代の社会においては、こうした書物と手紙の交換のモデルがもはや
有効ではなくなっているとスローターダイクは考える。
  学校モデルと教養モデルとしての近代のヒューマニズムの時代は過ぎ去
った。文学の世界の友愛のモデルを使って、政治的および経済的な巨大構造を
組織できるという幻想が、もはや通用しなくなったからである。

スローターダイクはここで無効になったのは、ヒューマニズムの伝統的な思考
方法だと考えている。ヒューマニズムは、学校や書物というメディアを利用す
ることで、人間のうちに動物性を飼い馴らそうとする。ローマ帝国の時代には、
娯楽という手段で、人間を飼いならした。しかしこれは人間を動物のようにす
ることで、飼い馴らす。サーカスで人間が動物にくい殺されるのをながめて喜
ぶ人間は、動物的な存在として、権力に服従しているからだ。

これに対してヒューマニズムは、人間の動物性を書物という手段で、家畜のよ
うに飼い馴らす。いわばスローターダイクはここに、ローマ以来の二つのメデ
ィアの対立をみるわけだ。本というメディアと娯楽というメディアである。本
というメディアを選択することは、自分のうちにある動物性を飼い慣らし、人
間性を奪うような娯楽と距離をおくということである。

だからヒューマニズムは、人間が動物であるという生物学的な要素に基づいて、
しかも人間が道徳的な存在であるという側面から、人間とはなにかを規定しよ
うとする。だがヒューマニズムは、実はサーカスのような娯楽との対抗のうち
で、人間の動物性から離れることができない。

○ハイデガー
これについてハイデガーは、『ヒューマニズム書簡』において、ヒューマニズ
ムがもはや自明なものではなくなったことから議論をはじめる。人間がそもそ
も自明なものではないのである。第二次世界大戦は、人間を形而上学的に説く
べき「謎」とした。だとすると、人間主義(ヒューマニズム)という概念も、
ともに謎となったとハイデガーは指摘する。

これは同時に、ヒューマニズムの三つの教義、キリスト教、マルクス主義、実
存主義も無効となったということだ。どれも人間の「本質」という根源的な問
いにうまく答えられないからだ。ヒューマニズムは二千年の歴史があるが、古
代的な形式でも、キリスト教的な形式でも、啓蒙の形式でも、どれも「非思考」
の一形態にすぎないとハイデガーは断ずる

ハイデガーは、ヒューマニズムが人間の本質の問題にうまく取り組むことがで
きなかったと考えている。ハイデガーは第二次世界大戦という経験をへて、新
しい人間の思想を作り上げるには、それは人間を動物から考えるというアリス
トテレス以来の伝統を放棄する必要があると考える。アリストテレスは動物性
プラス精神で人間を理解しようとしたが、この考え方を否定する必要があると
いうわけだ。

そしてハイデガーは、人間を動物との関係から別れさせようとする。ハイデガ
ーは人間は動物性よりも神性に近いというほどだ。人間と動物の差異、これは
ハイデガーにとってはヒューマニズムに対抗する重要な区別となる。人間は動
物と、種的にでも遺伝的にでもなく、存在論的に異なるということだ。それが
示されるのが、人間がことばをもつということだ。人間はことばにおいて、存
在の真理を守り、これに聞き従う。

○スローターダイクのプロジェクト
このハイデガーの存在論は、実は大きな問題が含まれているが、スローターダ
イクはこれを素直に受け入れる。そしてヒューマニズムの伝統では、もはや人
間の本質をうまく把握できないことを前提とした上で、二つのプロジェクトを
計画する。ひとつは、人間が動物とどのように異なるかを考察する「放下の博
物誌」のプロジェクトである。

スローターダイクは人間が存在の家であり、言葉において存在の越えを聞く
開けであることの意味を、人間が動物ではなくなるプロセスとして分析し
ようとする。スローターダイクの近著『圏域』三部作は、こうした人間学的な
著作らしい。

もうひとつのプロジェクトは、人間が飼育されることの意味を、ニーチェ的な
視点から考えようとすることである。
  人間は人間を調教する存在だというテーゼで、ヒューマニズムの地平は閉
鎖される。ヒューマニズムははこれよりさきを考えることはできないし、調教
と教育の問題だけは考えることができない。ヒューマニズムは、人間を前提と
して、人間を調教し、訓練し、教育する手段に向かう。

スローターダイクは、人間の調教が行われる空間の社会史を考察しようとする。
この空間は、さまざまな調教計画の間の戦いの場であり、人間を小さく調教す
る「最後の人間」の世界と、人間を大きく調教する超人の世界の対立である。
スローターダイクはニーチェの思想に依拠しながら、ヒューマニズムが書物の
夢のうちで、人間を飼いならしながらも、人間の調教からは目を背けていたこ
とが問題だと考える。

人間性には、人間に対する愛だけでなく、暴力が含まれることをヒューマニズ
ムはみようとしない。スローターダイクはこれからの時期が、飼育する力と野
獣化する力の戦場となると考えているようだ。そして近未来の文明は、暴力を
押さえるために遺伝子工学という技術によって、人間の選別と調教をすすめる
に違いないと。

ごらんのように、スローターダイクの議論は、遺伝子工学による人間の選別を
主張するものではなく、新たな危険性を指摘したものではある。しかしヒュー
マニズムを越える思想が、遺伝子工学によらずに、どのようにして人間の野獣
化を防ぐことができるのかは、明らかにされない。そしてアメリカの校内暴力
などを例にとりあげながら、書物のメディアと野獣化のメディア(ホラー映画
などの娯楽)をストレートに対立させてしまう。これではマスメディアの誤解
を招くのは、ほとんど必至(笑)だろう。

スローターダイクの書物は、遺伝子工学やクローンが人間の文明に及ぼすリス
クを考えようとするメッセージを伝える郵便であるのはたしかだが、その
哲学の議論を安易に生物学や優生学の議論に連結しているという印象は拭い
がたい。ぼくはこれらの問題は、哲学的の枠組みで判定できるものは思えない。

遺伝子工学という技術は、遺伝子の病に苦しむひとびとが必要とする限りで、
今後も研究が続けられるだろう。この問題は、さまざまな当事者を含めて、公
的な場で協議していくべきものだろう。哲学者がなにか道徳的な根拠から、あ
るいは形而上学的な理由から、あーしてはいけない、こーしてはいけないと言
い出す資格はないのではないかとおもう。自戒の意味をこめて(笑)。

参考
Regeln fur den Menschenpark, Peter Sloterdijk, Zeit No., 37, 1999
(http://www.ZEIT.de/archive/1999/37/199937.2_leiter_.html)

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●哲学書新刊案内
○世紀の交における哲学思考
岩崎允胤監修; 大阪経済法科大学出版部; 2600円; 104; 99054419;
4-87204-090-2
1998年9月の第五回国際学術シンポジウム「東アジアの社会と経済」の記録
です。

○歓待について パリのゼミナールの記録
ジャック・デリダ著; 産業図書; 2000円; 135.5; 99054627; 4-7828-0127-0
デリダは続々と訳されてきますね。「盗聴と移民の時代に無条件の歓待は可能
か」。

○アルチュセールを読む
阪上孝ほか著; 情況出版; 2600円; 135.56; 99054648; 4-915252-40-X
「デリダによるアルチュセール論を中心に、『情況』に掲載された諸論文を加
えて編集」とか。アルチュセールも根強い人気がありますね。

○カント全集 8 判断力批判
カント著; 岩波書店; 5200円; 134.2; 99054821; 4-00-092348-X
カントの新訳。まずはめでたい。

○ことばのルソー
梅田祐喜著; 冬耕舎 / 丸ノ内出版; 1714円; 135.34; 99054922;
4-89514-145-4
ルソーの『社会契約論』の原文を読みながら、「思想がことばによって編みあ
げられていく過程を丁寧にたどる」そうです。

○ラーエル・ファルンハーゲン ドイツ・ロマン派のあるユダヤ女性の伝記
ハンナ・アーレント著; みすず書房; 6000円; 289.3; 99054345; 4-622-03805-6
ラーエルの新訳。

○ドイツ国民とナショナリズム 1770-1990
オットー・ダン著; 名古屋大学出版会; 3800円; 234.06; 99054635;
4-8158-0373-0
ダンさんは、ドイツのナショナリズム研究の第一人者とか。ドイツのナショナ
リズムの形成と破綻の歴史を描きます。

○古代の天皇制
大津透著; 岩波書店; 2700円; 210.3; 99054709; 4-00-022806-4
「律令国家支配構造の研究」などの著書のある大津さんが、「日中律令比較や
稲荷山鉄剣銘の解読」を通じて、古代天皇制の構造に迫るそうです。

○ポストモダニティの条件
デヴィッド・ハーヴェイ著; 青木書店; 6700円; 361.5; 99054433;
4-250-99034-6
これはTRCの紹介を引用。「ポストモダニズム的な文化形態の出現と「時間-
空間の圧縮」が示唆する柔軟な資本蓄積様式の構造的展開を探る論考」。うー
ん。

○啓蒙と改革 ジョン・ミラー研究
田中秀夫著; 名古屋大学出版会; 6800円; 309.0233; 99054634; 4-8158-0371-4
近代イギリス思想を専門とする田中さんが、スミスの弟子であるジョン・ミラ
ーの 、究書を出しました。

○メディア空間の変容と多文化社会
吉見俊哉ほか著; 青弓社; 1600円; 361.453; 99054659; 4-7872-3166-9
都市とメディア論集。吉見さんには、「リアリティ・トランジット」などの著
書があります。

○トロツキーとグラムシ 歴史と知の交差点
片桐薫編; 社会評論社; 3600円; 309.338; 99054855; 4-7845-0317-X
グラムシ研究者の片桐さんのトロツキーとグラムシ論集。

○図解性転換マニュアル カウンセリング、ホルモン療法から各種手術、戸籍
の変更まで
性の問題研究会著; 同文書院; 1300円; 367.9; 99054866; 4-8103-7692-3
え、マニュアルがでてるの。

○民法学説百年史 日本民法施行100年記念
加藤雅信ほか編修; 三省堂; 10000円; 324.01; 99055022; 4-385-31473-X
明治から1990年までの200点の日本の主要な民法論の解説。これは便利そう。

○個と行為と表象の社会学 マルクス社会理論の研究
加藤真義著; 創風社; 2800円; 309.334; 99055108; 4-88352-018-8
ふーむ。

○可能なるコミュニズム
柄谷行人編著; 太田出版; 1600円; 304; 99055143; 4-87233-494-9
地域通貨は最近は流行ですね。

○考える身体
三浦雅士著; NTT出版; 2200円; 704; 99054379; 4-7571-4014-2
えーと....。ちょっと苦手(笑)

○運動会と日本近代
吉見俊哉ほか著; 青弓社; 1600円; 780.69; 99054660; 4-7872-3167-7
またまた吉見さん登場。昔、政治学専攻の友人が、日本国体の研究をしていて、
それが国体論ではなく、国民体育大会のことだと知ったときのおどろき(笑)
を思い出します。「日本人の集団的無意識が顕現する場としての運動会」を考
察します。

○パウル・ツェラーンの場所
ヘルムート・ベッティガー著; 法政大学出版局; 1900円; 941.7; 99054640;
4-588-00655-X
ぼくはツェラン、結構好きです。

○フレーゲ著作集 1 概念記法
G.フレーゲ著; 勁草書房; 4000円; 410.96; 99054827; 4-326-14820-9
いよいよフレーゲも著作集が登場かと、少し感慨深いものがあります。

○キケロー選集 9 哲学
キケロー著; 岩波書店; 6400円; 131.8; 00000611; 4-00-092259-9
だんだん長音になれてきた(笑)

○神性の流れる光
マクデブルクのメヒティルト著; 創文社; 6000円; 191; 00000612;
4-423-39608-4
ドイツ神秘主義のテキスト。

○脱構築
守中高明著; 岩波書店; 1200円; 104; 00000684; 4-00-026425-7
岩波 フシリーズ。脱構築という概念ひとつで本が出る時代ですね。

○価値の構図とことば 価値哲学基礎論
神川正彦著; 勁草書房; 9500円; 117; 00000704; 4-326-10127-X
西洋哲学の総決算をめざす書物だそうです。

○フィヒテ全集 第7巻 イェーナ時代後期の知識学
フィヒテ著; 晢書房; 8600円; 134.3; 00000767; 4-915922-36-7
いよいよ後期の知識学の翻訳がでますね。

○ウィーンのユダヤ人 一九世紀末からホロコースト前夜まで
野村真理著; 御茶の水書房; 6300円; 234.6; 00000017; 4-275-01788-9
ハプスブルク帝国における19世紀のユダヤ人社会の考察とか。

○転覆の政治学 21世紀へ向けての宣言
アントニオ・ネグリ著; 現代企画室; 3500円; 304; 00000395; 4-7738-9913-1
ネグリは現在、労働釈放の状態だとか。

○比較不能な価値の迷路 リベラル・デモクラシーの憲法理論
長谷部恭男著; 東京大学出版会; 3800円; 323.01; 00000785; 4-13-031166-2
「憲法学のフロンティア」などの著書のある長谷部さんが、民主社会における
憲法学の役割を考察します。

○責任倫理の系譜学 ウェーバーにおける政治と学問
牧野雅彦著; 日本評論社; 4500円; 311.234; 00000984; 4-535-58267-X
ニーチェとウェーバーの責任倫理の系譜学というのは、興味深いテーマではあ
ります。

○保田与重郎文庫 4 後鳥羽院
保田与重郎著; 新学社; 950円; B918.68; 00000908; 4-7868-0025-2
○保田与重郎文庫 24 木丹木母集
保田与重郎著; 新学社; 680円; B918.68; 00000912; 4-7868-0045-7
保田の著作が文庫になっているというのも、ちょっとぎょっとします(笑)。あ
りがたいことではありますが。

○経験論と主体性 ヒュームにおける人間的自然についての試論
ジル・ドゥルーズ著; 河出書房新社; 2800円; 133.3; 00001126; 4-309-24223-5
「ヒュームあるいは人間的自然」(朝日出版社1980年刊)の改訳版。

○思考の臨界 超越論的現象学の徹底
斎藤慶典著; 勁草書房; 5500円; 134.9; 00001150; 4-326-10128-8
フッサールの超越論的現象学を受け継ぎ、さらに展開しようとする書物とか。

○孤独と交わり ヤスパースとハイデッガー
ハンス・ザーナー著; 晃洋書房; 2600円; 134.9; 00001436; 4-7710-1135-4
ヤスパースの死の直前までプライベートな助手をつとめていたハンス・ザーナ
ーが、ヤスパースとハイデッガーの論争を分析。

○ロシアのオリエン ^リズム 民族迫害の思想と歴史
カルパナ・サーヘニー著; 柏書房; 5000円; 238.05; 00001141; 4-7601-1843-8
ジャワハルラル・ネルー大学ロシア研究センター教授のサーヘニーさんが、ロ
シアにおけるアジアへの差別意識を歴史的に分析します。なかなか鋭い視点か
も。

○ウィーンの内部への旅 死に憑かれた都
ゲルハルト・ロート著; 彩流社; 3000円; 234.6; 00001209; 4-88202-556-6
新しいウィーン像とか。たしかに思想史的にも魅力のある町ですね。

○今、戦争について考えることの一つとして
三上治著; 批評社; 2000円; 210.75; 00001564; 4-8265-0291-5
戦争そのものが「義なきものであり、非行である」とする議論。ヴェーユを思
い出しますが。

○エスノナショナリズムの胎動 民族問題再論
加藤一夫著; 論創社; 2600円; 316.8; 00001084; 4-8460-0078-8
エスニシティとナショナリズムの絡み合いを考察。

○ヨーロッパの差別論
ヤン・C.ヨェルデン編; 明石書店; 5600円; 361.8; 00001109; 4-7503-1236-3
えーと。

○現代フェミニズム理論の地平 ジェンダー関係・公正・差異
有賀美和子著; 新曜社; 2200円; 367.1; 00001300; 4-7885-0700-5
1960年代後半からの「第二波フェミニズム」の理論的な分析だそうです。

○ハーバーマスの社会理論
豊泉周治著; 世界思想社; 2300円; 361.234; 00001373; 4-7907-0796-2
「アイデンティティの社会理論」の著書がある豊泉さんが、批判理論とハーバ
ーマスの理論に取り組み、「時代の思想的課題に迫る」そうです。

○美術史と他者
島本浣編; 晃洋書房; 2900円; 720.2; 00001441; 4-7710-1068-4
日本美術史や、アジア・ヨーロッパの美術史のなかの「他者」の問題を考察。

○パロールの復権 ロシア・フォルマリズムからプラーグ言語美学へ
山口巌著; ゆまに書房; 7800円; 801; 00001342; 4-89714-682-8
著書に「類型学序説」がある山口さんが、ソシュールの言語学を受け継ぎなが
らもパロールの役割を重視したロシア・フォルマリズムとプラーグ言語学派を
歴史的に考察します。

○Archaeology as cultural history : words and things in Iron Age Greece
(Ian Morris)
Malden, Mass : Blackwall, 1999.
ISBN: 0631174095 (alk. paper) LCCN: 99019855
LC: DF78 .M635 1999 Dewey: 938 21
Price: $ 69.95
古代ギリシアの考古学研究。

○Marxism @ 2000 : late Marxist perspectives
(Ronaldo Munck)
New York :St. Martin's Press, 2000.
ISBN: 0312224079 (cloth) LCCN: 99015594
LC: HX44.5 .M86 1999 Dewey: 335.43 21
Price: $ 65.00
新しいミレニアムにおけるマルクス主義

○The ideology of order : a comparative analysis of Jean Bodin and Thomas
Hobbes
( Preston King)
Portland, OR : Frank Cass, 1999.
ISBN: 0714648108 (cloth) LCCN: 99031843
LC: JC381 .K55 1999 Dewey: 320/.01/1 21
Price: $ 59.50
ボダンとホッブスの政治哲学をイデオロギー論の観点から分析。

○THE POLITICS OF ENGLISH : A Marxist view of language London
Sage Publications Ltd, 1999
ISBN: 0761960171 (Cloth) : 77.50
LC: P40 Dewey: 306.44
Price: $ 74.00
英語のイデオロギー的な意味を考察する社会言語学の書物。

○The human embrace : the love of philosophy and the philosophy of
love :Kierkegaard, Cavell, Nussbaum
(Ronald L. Hall)
University Park, Pa. : Pennsylvania State University Press, 1999.
ISBN: 0271019530 (pbk. : alk. paper) LCCN: 98054929
LC: B4378.L6 H35 1999 Dewey: 128/.46 21
Price: $ 19.95
キルケゴール論

○'Poor Paris!' : Kierkegaard's critique of the spectacular city
(George Pattison)
Berlin ; New York : W. de Gruyter, 1999.
ISBN: 3110163888 (hardcover : alk. paper) LCCN: 99011509
LC: B4376 .P27 1999 Dewey: 307.76 21
Price: $ 63.25
キルケゴールのパリ批判というのも、面白そう。

○Theories of world governance : a study in the history of ideas
(Murphy, Cornelius F.)
ISBN: 0813209552 (cloth : alk. paper) LCCN: 99025222
LC: JZ1308 .M87 1999 Dewey: 327.1/01 21
Price: $ 44.95
これもそそられますね。

○Referring to God : Jewish and Christian philosophical and theological
perspectives
(edited by Paul Helm)
New York : St. Martin's Press, 1999.
ISBN: 0312226950 (cloth) LCCN: 99016644
LC: BD573 .R44 1999 Dewey: 211 21
Price: $ 59.95
キリスト教とユダヤ神学と哲学

○The philosophy of Donald Davidson
(edited by Lewis Edwin Hahn)
Chicago :Open Court, 1999.
ISBN: 0812693981 (cl. : alk. paper) LCCN: 99039735
LC: B945.D384 P45 1999 Dewey: 191 21
Price: $ 72.95
デイビッドソン論。

○ From Irenaeus to Grotius : a sourcebook in Christian political
thought, 100-1625
(edited by Joan Lockwood O'Donovan and Oliver O'Donovan)
Grand Rapids, Mich. : William B. Eerdmans Pub. Co., 2000.
ISBN: 0802842097 (pbk. : alk. paper) LCCN: 99034662
LC: BR115.P7 F746 2000 Dewey: 261.7/09 21
Price: $ 45.00
キリスト教における政治思想の歴史を原典ととも読む。

○The word from Paris : essays on modern French thinkers and writers
(John Sturrock)
London ; New York : Verso, 1998.
ISBN: 185984832X LCCN: 99237155
LC: PQ305 .S78 1998
Price: $ 27.00
ラカン、フーコー、アルチュセールなどのフランスの思想家論。

○Philosophy and computing : an introduction
(Luciano Floridi)
London ;New York: Routledge, 1999.
ISBN: 0415180244 (hardbound) LCCN: 98047915
LC: QA76.167 .F56 1999 Dewey: 004/.01 21
Price: $ 75.00
コンピュータと哲学の問題を考察

○Hegel
(Raymond Plant)
New York : Routledge, 1999.
ISBN: 0415923824 (pbk.) LCCN: 99021675
LC: B2949.R3 P57 1999 Dewey: 210/.92 21
Price: $ 6.00
ヘーゲルの宗教哲学の考察。

○Pascal
(Ben Rogers)
New York : Routledge, 1999.
ISBN: 0415923980 (pbk.) LCCN: 99022484
LC: B1901.P43 R64 1999 Dewey: 230/.2 21
Price: $ 6.00
パスカル論

○The quest for reality : subjectivism and the metaphysics of colour
(Barry Stroud)
New York : Oxford University Press, 2000.
ISBN: 0195133889 (cloth) LCCN: 99020505
LC: B105.C455 S77 2000 Dewey: 111 21
Price: $ 29.95
色の哲学というのがユニーク。

○Ayer
(Oswald Hanfling.)
New York : Routledge, 1999.
ISBN: 0415923794 (pbk.) LCCN: 99022644
LC: B1618.A93 H36 1999 Dewey: 192 21
Price: $ 6.00
エイヤーの哲学をとくに言語哲学の観点から分析しているとか。

○Gender and archaeology : contesting the past
(Roberta Gilchrist)
London; New York : Routledge, 1999.
ISBN: 0415215994 LCCN: 99028835
LC: CC72.4 .G55 1999 Dewey: 930.1/082 21
Price: $ 65.00
フエミニスト考古学というのがユニーク。

○Philosophy of language : a contemporary introduction
(William G. Lycan)
New York : Routledge, 2000.
ISBN: 0415171164 (pbk.) LCCN: 99029547
LC: P106 .L886 2000 Dewey: 401 21
Price: $ 19.99
言語哲学の入門書

○Dust : a history of the small and the invisible
(Joseph A. Amato)
Press, 2000.
ISBN: 0520218752 (alk. paper) LCCN: 99027115
LC: RA577.D8 A48 2000 Dewey: 551.51/13 21
Price: $ 22.50
埃や「小さいもの」という捉え方に含まれるものを歴史的に考察。おもしろそ
う。

○Squaring the circle : the war between Hobbes and Wallis
(Douglas M.Jesseph)
Chicago, IL : University of Chicago Press, 1999.
ISBN: 0226398994 (cloth : alk. paper) LCCN: 99035819
LC: QA29.H58 J47 1999 Dewey: 510/.942/09032 21
Price: $ 80.00
ホッブスとウォリスの数学をめぐる争いを考察。

○Derrida
(Christopher Johnson)
New York : Routledge, 1999.
ISBN: 0415923840 (pbk.) LCCN: 99014468
LC: B2430.D484 J64 1999 Dewey: 194 21
Price: $ 6.00
新しいデリダ論。

○The ethics of deconstruction : Derrida and Levinas
(Simon Critchley)
West Lafayette, Ind. : Purdue University Press, 1999.
ISBN: 155753190 (pbk.) LCCN: 99051547
LC: B2430.D484 C75 1999 Dewey: 170/.92/2 21
Price: $ 24.95
デリダとレヴィナスといういま流行のテーマ。

○The future of differences : truth and method in feminist theory
(Susan J. Hekman)
Malden, MA : Polity Press, 1999.
ISBN: 0745623786 LCCN: 99031167
LC: HQ1150 .H45 1999 Dewey: 305.42 21
Price: $ 59.95
フェミニズムの理論の方法論的な分析。


○Gender ironies of nationalism : sexing the nation
(edited by Tamar Mayer)
London ; New York : Routledge, 2000.
ISBN: 0415162556 (pb) LCCN: 98052189
LC: HQ1075 .G4643 1999 Dewey: 305.3 21
Price: $ 29.99
ナショナリズムとフェミニズムの関係を考察。

○Virtual states : the Internet and the boundaries of the nation state
(Jerry Everard)
New York : Routledge, 1999.
Includes bibliographical references.
Information society Political aspects.
ISBN: 0415172144 (pbk. : alk. paper) LCCN: 99020772
LC: HM851 .E94 1999 Dewey: 303.48/33 21
Price: $ 25.99
インターネットは国境を越える!というタイトルの本もあったような(笑)


○Rationale Umweltpolitik, Rationales Umweltrecht: Hrsg. v. Erik Gawelt
u. Gertrude
Luebbe-Wolff. 1999. Gebunden. 642gr.
ISBN: 3-7890-6204-9
-NOMOS-
128.00 DM
合理的な環境政治学を求めて。

○Patterson, Dennis: Recht und Wahrheit. Studien zur Rechtsphilosophie
und Rechtstheorie Bd.23.
1999. 224 S.. Kartoniert. 328gr.
ISBN: 3-7890-6306-1
-NOMOS-
78.00 DM
法と真理。法哲学の研究書。

○ Die Leidenschaft der Aufklaerung: Studien uber Zusammenhaenge von
buergerlicher Gesellschaft und Bildung. Hrsg. v. Juergen Oelkers u.
Daniel Troeler. Beltz Paedagogik. 1999. 296 S.. Kartoniert. 422gr.
ISBN: 3-407-25226-9
-BELTZ-78.00 DM
啓蒙の情熱。ちょっと面白そう。

○Mission, Kommunikation, Medien: Hrsg. v. Dieter Becker i. Zusarb. m.
Lothar Bauerochse. 2000.
167 S. m. 13 Abb.. Kartoniert. 229gr.
ISBN: 3-87476-354-4
-LEMBECK, FR.-
メディア論ですね。

○CE QUE LACAN DIT DE L'ETRE (1953-1960)
BALMES FRANCOIS
chez PUF - COLLEGE INTERNATIONAL DE PHILOSOPHIE
- PSYCHANALYSE, 1999-12
Prix editeur : 128.00 FRF
ラカンの存在論(笑)。

○CHRISTIANISME ET PHILOSOPHIE : LA SUBVERSION FONDATRICE ORIGINAIRE
SACHOT MAURICE
chez PLEINS FEUX - VERSION ORIGINALE, 1999-12
- PHILOSOPHIE
Prix editeur : 50.00 FRF
「キリストの発明」という興味深い論文を書いているSachotさんのキリスト
教論。
イエスはキリストではなかった。後の時代に発明されたのだという議論のよう
です。

○MATIERE ET CONSCIENCE
CHURCHLAND PAUL-M.
chez CHAMP VALLON , 1999-12
心身論。

○BERTRAND RUSSELL : L'ATOMISME LOGIQUE
BENMAKHLOUF ALI
chez PUF - PHILOSOPHIES, 1999-11
- PHILOSOPHIE
Prix editeur : 45.00 FRF
ラッセル論。

○DESCARTES ET LA QUESTION DU SUJET
ONG-VAN-CUNG KIM SANG
chez PUF - DEBATS PHILOSOPHIQUES, 1999-11
- PHILOSOPHIE
Prix editeur : 89.00 FRF
デカルトと主体の問題。主体についての語彙という視点から、デカルトの主体
論を分析。

○ENTRETIENS SUR LA FIN DES TEMPS
DELUMEAU , CARRIERE , ECCO
chez POCKET - BEST, 1999-11
- ROMANS
Prix editeur : 37.00 FRF
時間の終末の問題を、哲学、科学、宗教の見地から考察。

○KEYNES OU L'ECONOMISTE CITOYEN
MARIS BERNARD
chez PRESSES DE SCIENCES PO - BIBLIOTHEQUE DU CITOYEN, 1999-11
- CRITIQUE - ESSAI - ANALYSE
Prix editeur : 75.00 FRF
ケインズの経済学の背景にある哲学的な前提についての考察。ケインズは哲学
からみても、どうも気になる思想家ですね。

○LA CONCEPTION DE LA NATURE CHEZ GIORDANO BRUNO
VEDRINE HELENE
chez VRIN - DE PETRARQUE A DESCARTES, 1999-11
- PHILOSOPHIE
Prix editeur : 398.00 FRF
ブルーノにおける自然の概念

○LA DOCTRINE D'EPICURE ET LE DROIT
GOLDSCHMIDT VICTOR
chez VRIN - BIBLIO TEXTES PHILOSOPHIQUES, 1999-11
- PHILOSOPHIE
Prix editeur : 335.00 FRF / 51.07
Prix Alapage : 318.25 FRF / 48.52
エピクロスにおける法の哲学。

○LA METAPHYSIQUE : SON HISTOIRE, SA CRITIQUE, SES ENJEUX
NARBONNE JEAN-MARC , LANGLOIS LUC
chez VRIN - ZETESIS, 1999-11
- PHILOSOPHIE
Prix editeur : 170.00 FRF
形而上学の重要性について、歴史的に考察します。

○LA PHILOSOPHIE DES SCIENCES DE LA NATURE
KREMER-MARIETTI ANGELE
chez PUF - L'INTERROGATION PHILOSOPHIQUE, 1999
- PHILOSOPHIE
Prix editeur : 158.00 FRF
科学哲学の内的な歴史を分析。

○15- LA PHILOSOPHIE DU MALHEUR T1 : CHESTOV ET LES PROBLEMES DE LA
PHILOSOPHIE...
PHILONENKO ALEXIS
chez VRIN - ESSAI D'ART ET DE PHILOSOPHIE, 1999-11
- ESSAI
Prix editeur : 198.00 FRF
悪の哲学シリーズの二冊目では、シェストフの悪の哲学を考察します。

○MONTAIGNE ET LA QUESTION DE L'HOMME
DEMONET MARIE-LUCE
chez PUF - DEBATS PHILOSOPHIQUES, 1999-11
- PHILOSOPHIE
Prix editeur : 89.00 FRF
人間を定義できるか。モンテーニュの懐疑から。

○ UNITE DE L'ETRE ET DIALECTIQUE : L'IDEE DE PHILOSOPHIE NATURELLE CHEZ
GIORDANO
DAGRON TRISTAN
chez VRIN - DE PETRARQUE A DESCARTES, 1999-11
- PHILOSOPHIE
Prix editeur : 260.00 FRF
ブルーノにおける自然哲学の理念を考察。

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●オフラインの哲学雑誌(P-Journal)の目次
●思想,2000年 第1号, No.907
=アイデンティティの政治学--身体・他者・公共圏==
○思想の言葉
(金時鐘)
P.2
新たな公共性に向けて
表象の政治―非決定の存在を救い出す――
(栗 原  彬(聞き手)市野川容孝)
P.5
○公共圏の政治学――両大戦間のデューイ――
(佐 藤  学)
P.18
障害・文化・アイデンティティ感情管理社会の感情言説――作為的でも
自然でもないもの――
(石 川  准)
P.41
○「ろう文化宣言」を読んで
(山本おさむ)
P.62
隠蔽・忘却からのサバイバルブラジルのアパルトヘイト(上)
――ストリート・チルドレンの都市空間での居場所を求める闘い――
(N. シェッパー=ヒューズ D. ホフマン)
P.70
○ 夢のリミット?――永山則夫と獄中・獄外のアイデンティティをめぐって
――
(細見和之)
P.91
○「痛み」 と 「暴力」 の関係学試論――性風俗産業をめぐる言説の権力分
析――
(浅野千恵)
P.106
○ 犠牲者としてのユダヤ人/パレスチナ人を超えて――ホロコースト、イス
ラエル、そしてパレスチナ人――
(臼 杵  陽)
P.125
眼差しの政治
足のディスコース―纏足・天足・国恥――
(坂元ひろ子)
P.145
○好事家の政治学――坪井正五郎と明治期人類学の軌跡――
(坂 野  徹)
P.162

●Kant-Studien; philosophische Zeitschrift, 1999, j 90, h3
○Uber Kants, Widerlegung des Mendelssohnschen Beweises der
Beharrlichkeit der Seele.
(Pardey, U)
P.257
○Kant and the Limits of Civil Obedience
(Wit, E.-J.)
P.285
○Kant et la politique.
(Savadogo, M)
P.306
○Kant and Feminism.
(Mosser, K.)
P.322

●Journal of the history of ideas, October 1999, v.60-4
○Machiavelli's Moses and Renaissance Politics
(Geerken, John H)
P.579
○Republicanism, Religion, and Machiavelli's Savonarolan Movement
(Colish, Marcia L)
P.597
○Amazing Grace: Fortune, God, and Free Will in Machiavelli's Thought
(Nederman, Cary J.)
P.617
○Love of Country and Love of God: The Political Uses of Religion in
Machiavelli
(Fontana, Benedetto)
P.639
○Papirius and the Chickens, or Machiavelli on the Necessity of
Interpreting Religion.
(Najemy, John M.)
P.659
○A Hypothesis Concerning the Character of Islamic Art.
(Gocer, Asli)
P.683
○Hogarth's Post-Newtonian Universe
(Asfour, Amal)
P.693
○Romanticism and Coleridge's Idea of History.
(Kooy, Michael Joh)
P.717
○Killing God, Liberating the "Subject": Nietzsche and Post-God Freedom
(Lackey, Michael)
P.737
○Paul Oskar Kristeller, 1905-1999
(Mahoney, Edward P.)
P.758

●The philosophical review, January 1999, v.108-1
○Conceptual Analysis, Dualism, and the Explanatory Gap
(Block, Ned)
P.1
○The Disunity of Color
(Matthen, Mohan)
P.47

●Philosophical studies, December 1999, v.96-3
○ Shoemaker on Moore's Paradox and Self-Knowledge
(Larkin, William Sl)
P.239
○Consequentalism, Alternatives, and Actualism
(Carlson, Erik)
P.253
○The Truth in Vulgar Relativism
(Benningson, Thomas)
P.269
○Integrity, the Self, and Desire-Based Accounts of the Good
(Noggle, Robert)
P.303
○How Foundationalists Do Crossword Puzzles
(McGrew, Timothy)
P.333

●Ancient philosophy, 1999, v.19, supp
Special Issue: Representations of Philosophy in the Classical World
○Functions of the Typos Imagery in Philo of Alexandria
(Popa, Tiberiu M)
P.1
○Plato and the Mouth-Piece Theory
(Wolfsdorf, David)
P.13
○Lucretius and the End of the World: Should We Care?
(Solomon, Daniel)
P.25
○Vergil and the Garden
(McKay, Alexander G)
P.37
○Ajax, Odysseus, and the Act of Self-Representation
(Prince, Susan)
P.55
○What You Say, What You Believe, and What You Mean
(Bailly, Jacques A)
P.65
○Response to Philosophical Criticism of the Portrayal of the Gods: The
Posthomerica of Quintus of Smyrna
(Wenglinsky, Maria Henderson)
P.77
○Plato's Homer
(Madhum R. Chandran)
P.87
○Timaeus' Banquet
(Schoos, Daniel J)
P.97
○Aristophanes on Socrates
(Newell, John)
P.109
○Socratic Dialectic and the Art of Love: on Phaedrus 276e-277a.
(Pa1tridge, John)
P.121

●Journal of the history of philosophy, October 1999, v.37-4,
○Aristotle and the Appearances
(Nieuwnburg, Paul)
P.551
○Transitions to a Modern Cosmology: Meister Eckhart and Nicholas of Cusa
on the Intensive Infinite
(Brient, Elizabeth)
P.575
○Descartes' Natural Light Reconsidered
(Boyle, Deborah)
P.601
○Spinoza on Self-Preservation and Self-Destruction
(Gabhart, Mitchell)
P.613
○Kant on the Method of Mathematics
(Carson, Emily)
P.629
○Wittgenstein on Non-Mediative Causality
(Kalgge, James C)
P.653

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お便りコーナー
今回は三名の方からメールをいただきました。

○ナマステさん
> ナマステー
> ナマステです。
>
> わたしが哲学に興味を持つきっかけとなったある本が、どうしても読めませ
ん。
> 本屋でぱらぱらとページを繰っていたときはその内容に感激したのですが。
> その本は
>
> 「非合理の誘惑」 副題 科学が神秘に触れるとき
> ドミニク・テレ=フォルナチアーリ 著
> 松浦俊輔 訳
>
> です。
> 当時科学には興味があったのですが哲学には全く触れたことがありません
> でした。家に帰って腰を落ち着けて読み始めるとあっという間に行き詰まり
> ました。全く訳が分からなかったことを覚えています。
> それ以来、少しずつ哲学に関係する書物(ごく初歩的なもの)も読むように
> してきたのですが未だに読めません。
> 知らない単語やわからない文章といちいち格闘していたのですが、それにも
> 疲れました。
> とばして読むようにすると何ページも空白のページがでてきてしまいます。
> 96年に発行されているので買ってからもう4年も経っています!
>
> この本の入門になりそうなもの、内容が近いものなど何かよい本がありまし
たら
> 教えていただけないでしょうか。
> 参考までに目次を載せておきます。
>
> <目次>
> 第一部 アポロンの婚礼
>  1.合理と非合理の結婚 
> ディオニュソス派とアポロン派 結婚の祝福 闇の上昇、合理性の拡大 
> 一元論の不連続性
>
>  2.純粋呪術 科学的神秘主義
> 現代科学と超常現象 かかわりあいのシステム? 科学と呪術 科学と神

>
>  3.拡散した呪術 自己組織化の銀河
> 循環する推理、循環する宇宙 自動の大陸ー混沌の成分 自己組織化
>
>  4.魅力/魔法を取り戻す科学 完全な道徳的事実としての科学
> 美意識の科学的認識論 倫理的科学認識論 呪術的科学認識論
>
> 第二部 現象の理由
>  5.非合理のレトリック
> レトリックの形 非合理の論理ー矛盾する権利
>
>  6.非合理の理論的回路
> 科学認識論的相対主義と新規約主義 社会的合意主義と神秘主義
>
>  7.非合理の地政学 神秘的異国趣味
> 地理的異国趣味 夢幻的異国趣味 社会的異国趣味と終末論 科学の通俗
化ー
> 世間と科学者の関係 科学者と哲学者ーメディア的な組み合わせ
>
>  結び もろい理性
>
> 以上です。
> またこの著者のことについて、何か情報がありましたら教えていただけると
> たいへん嬉しく思います。
> それでは。

ナマステさん、こんにちは
テレ=フォルナチアーリ(DOMINIQUE TERRE FORNACCIARI)さんという方はフラ
ンスでもこの一冊だけしか出版しておられない方のようですね。
出版元の説明だと「フランス高等師範学校卒業。哲学教授資格取得。西洋哲学
史と最先端科学理論を踏まえ、哲学と科学の関係を問う執筆活動を展開してい
る」という方です。タイトルは魅力的ですね。

科学と非合理主義の関係というとまず思い出すのが、バシュラールの『適応合
理主義』ですね。これは科学者をどのような非合理主義が待ち構えているかと
を科学史の豊富な実例で説明した書物で、なかなか参考になります。あと『否
定の哲学 : 「新科学精神の哲学」試論』『近似的認識試論』『科学認識論』な
んかもわかりやすいし、参考になるかも。フランスのエピステモロジーの流れ
にはこうした思考方法の方が多いので、読んでみられては。カンギレームなど
もかなりの翻訳がありますね。『科学史・科学哲学研究』『正常と病理』『反射
概念の形成 : デカルト的生理学の淵源』など、一度ご覧になっては。

○谷風さん
> はじめまして。谷風公一と申します。
> いつも、通信、興味深く拝見しております。
>
> 私は、京都大学文学部哲学科を今年度卒業する学生です。
> 今日、お便りさしあげたのは、今回のエッセーの内容が
> ヴィリリオに依拠していたからです。
> 私もここ5年ほど、ヴィリリオに首を突っ込んでましたので、
> 僭越ながら、いくつか思ったことを申し上げようと思い
> お便りした次第です。
>
> なにがどう、と、一言では言えないのですが、
> とにかく述べさせていただきます。
>
> >哲学者の
> ヴィリリオは自らが哲学者ではないことを明言しています。
> 無論、私も彼のことは「良い哲学者」である、と思っています。
> 哲学者は預言すること(まあ言い方はいろいろあるでしょうが)
> を必須とせねばならない、と思うからです。
> ですが、彼がそのことを自ら言述している以上、このことはこだわる必要が
> あるかと。そして、彼のこのような姿勢こそが、彼の速度論を支えている、
> とも言えるか、と。中山さんが彼を哲学者だと思う理由はどこですか?
> そこに、彼の思想を理解する鍵があるような気がします。
>
> まずはそれがひとつ。
>
> もうひとつは、そのような速度論に支えられている技術と事故の二重性。
> 例えば、このような二重性は、ハイデガーやフーコーがカントの経験・先験

> 構想力の基に二重化して、その根源に時間性やらパノプティコンやらを
> 持って来たことと無関係ではない、と思います。
> 恐らく、中山さんがヴィリリオよりドゥルーズに軍配をあげるのは、この
> 二重性をどう取るか、ということに関わると思います。
> すなわち二重性を述語と取るか、主語と取るか、という問題です。
> ヴィリリオは「二重になる」のでしょうし、ドゥルーズは「二重化する」の
です。
> 無論、私もヴィリリオの「狼が来た」的な態度には、ボードリヤールのそれ

> 同様の姿勢を以て臨みたい、と思っている者です。
> ですが、どうもこの事故の問題に関しては、このような相互補完的な
> 二項対立の範疇内で論をすすめるのは、どこか気持が悪いのです。
> それは、例えば、大橋良介がハイデガーの技術論に依拠して、仮想現実にま

> その集立の危険性を適応しようとすることへの気持悪さなどと無関係では
ありませ
> ん。
> (大橋良介、『西田哲学の世界』筑摩、技術論、参照)
>
> うまくまとまりませんが、とりあえず、この危険性を二重のそれと見るのか、
> それとも概念自体の不安定さ、と見るのか、というような処に、
> 私の問題意識があります。
> ハイデガー(大橋良介)やドゥルーズが述べる危険さは、
> あくまで未来に予測される「作られねばならない二重性」です。
> これに比して西田幾多郎やヴィリリオの述べる危険さ(西田のそれに関して

> 私の未熟さゆえここでは展開することはできないのですが)は、どうも
> 「概念それ自体とし トの不安定さ」を持っているように思えます。
>
> 殊更に危険性を訴えたところで、民衆が動かないことは、2000年問題を
> 見るまでもなく、明らかです。
>
> とにかく、ヴィリリオは時間論に依拠しているわけではない、ということ。
> このことをどう取るか、というのが、私のヴィリリオへの姿勢の取り方の
> 根本にあります。無論、彼の思想の限界は、「彼は光の速度を超えることが
> できない」ということにあることも分かっているのですが、それにしても、
> 光はアインシュタイン以降絶対速度なのですから、これを覆すのは、
> そう容易なことではないでしょう。
>
> どうも、うまくまとまりません……。まとまらないついでに、最後に、
> このような問題への取り組み方として、私が最終的に臨む態度は
> 「では、芸術をいかにとるべきか」といった種類のものです。
> これも、まだまだ突っ込む事がいくらでもあるので、なんなんですが。
>
> で、最後の最後に、このメールの本当の目的は、もしよろしければ私の書い

> 卒論を読んでいただけたら、というお願いなのでした。
> 無論、このメールに書いたようなことも、卒論ではもうちょっとちゃんとし

> 形で取り扱っています。いかがでしょうか。
> クラリスワークスかワードかシンプルテキストか、選んでいただければ、
> 添付させていただきます。
>
> まだまだ文章も拙い若輩者ですが、これからも通信、楽しみにしております。
> もうちょっとちゃんと勉強したらば、またBBSの方に
> お邪魔したい、と思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
>
>
> PS.中山さんは『サイバーモンド』の原本を持ってらっしゃるんですよね。
> 私はフランス語は全く分からないのですが、邦訳版でひとつ「アレ?」と
> 思う処があるのです。
> 邦訳P47「ヴァーチャル・リアリティの問題のすべては、本質的に言って、
> ここで、今を否定すること」という箇所です。
> これは、前後の文章の加減から言って矛盾気に読めるのですが、
> 原本でもこうなっているのでしょうか。
> 「ここで、今、ここを否定すること」なら分かるのですが……。
> (それなら西田の「永遠の今の自己限定」に繋がる)

谷風さん、はじめまして。
えーと、哲学者かどうかについてですが。自己定義と他人からの分類はときに
ずれることがありますよね。アレントはわたしは哲学者ではないとずっと言っ
ていました(笑)。でもぼくたちはアレントを政治哲学者として考えていますね。
ヴィリリオは速度という概念で、ぼくたちの生き方について考察しようとした
わけですから、哲学者と呼んでさつしかえないと思っていますが。

谷風さんの議論の論旨が、このメールでは少しわかりにくいので、さしつかえ
なければ卒論をメールで送っていただけますか。テキスト・ファイルがいいな。
それとぼくは翻訳をもっていないので、ご質問の場所がよくわからないのです。
どの質問のところか、いっていただけますか。
よろしくお願いしますね。

○くろさきさん

> はじめまして
> くろさきと申します。
> 哲学にはしろうとながら関心をもっていたので
> ポリロゴス通信はたのしみに読ませていただいています。
> ところで前回のお便りコーナーで次のように書いておられました。
> > ただ、読者の方でどなたか哲学のMLを主宰しておられる、あるいはこれ
> > から主宰する予定があるという方がおられたら、おしらせくださいね。こ
> > こでご紹介しますね。
> > よろしく!
> ちょうどわたしはこの正月に哲学のMLを作ったところです。
> モナドというのですが、これをポリロゴス通信の読者の方のフォーラムとし

> 使っていただければ、とてもうれしいです。
>
> 申込みはmonade-subscribe@egoups.co.jp
> にSubjectを空欄にしてお送りください。
> 確認メールがきますので、そのまま返信してくだされば登録完了です。
> ポリロゴス通信で取り上げられたテーマとか、書物とかについて
> いろいろと話せればと思います。
> よろしくお願いします。

くろさきさん、はじめまして。
そうですか、読者の方々が交流できる場があるといいなと思っていたところで
す。
お世話になるかとおもいますが、よろしくお願いしますね。



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ポリロゴス通信第七号(2000/01/25) [部]
発行:ポリロゴス事務局: polylogos@geocities.co.jp
バックナンバー: http://nakayama.org/polylogos/newsletter/
配信: まぐまぐ(http://www.mag2.com/ )
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